季節の手仕事 金柑の蜂蜜漬け2022.3.9
季節の手仕事
金柑の蜂蜜漬けです。
よくあるのは金柑の蜜煮といってお砂糖で甘く煮ておくものなのだけど
お砂糖の甘さはちょっと、と思ったので
先に金柑を茹でて種を丁寧に取って蜂蜜漬けに。
ほろ苦い金柑の皮と蜂蜜の甘さがなんとも言えずに美味しい保存食です。
そのまま食べたりサラダに混ぜたり
ソースにしたらお魚料理でもお肉料理でも合います。
今年は春の訪れが少し遅いようで
春野菜や山菜はもうちょっと先のようですね。
いまある旬のものを有り難くいただくことにします。
ノスタルジーを思い切り感じた日2022.3.6
所用で横浜へ。
横浜は故郷であり、もの心ついた頃から目に焼き付いている風景でもあります。
父も母も横浜だったので親戚もみんな横浜。
用事が済んだあとすぐに帰宅するつもりが
良いお天気で気持ちよかったせいもあってプラプラと歩いてしまいました。
ここは伊勢崎町の不二家レストラン。
入り口を入るとポップコーンが弾けたような匂いがして
中にはいると大きな大きな壁画があった、ような。
ホットケーキかチョコレートパフェを注文して
お土産にペコちゃんの棒についたチョコレートを買ってもらっていたな。
少し歩くと日本大通りに父が仕事していた場所があり
その先にホテルニューグランドがあります。
ここも思い出の場所の一つ。
小学生の時に父と二人でフレンチに行き大人扱いされ
超緊張したのが昨日のようです。
山下公園に浮かぶ氷川丸は大好きな遊び場だったし
赤い靴の女の子の銅像は物哀しくて見るたびに涙がでちゃいます。
そして最後は元町。
故郷って誰もがそんなノスタルジーを感じる場所なんだろうか、と想いながら
自分の原点を感じた日になりました。
まだ片付けてないお雛様。
早くきちんとお片付けしよう。
息づく野菜たち2022.1.23
これは何だと思いますか。
実は空芯菜です。
夏頃に届いた空芯菜を花瓶に差していたら根っこが生えて
どんどん蔓が伸びて秋には白いお花が咲いたのです。
そして葉っぱが落ちて今こんな感じ。
これは最近カットした赤かぶをキッチンにそのまま放置しておいたら
実は萎れて葉っぱが伸び花芽が出てきた、というところ。
水もあげてないけど自力で子孫を残そうとしているのかもしれませんね。
もう一つ。
小さなベランダにもう5年も息づく春菊。
友人の春菊を水にさして根っこが出たところで植木鉢に移植したものです。
お花が咲いてますがこのお花からタネが溢れて5年間もこの鉢で
芽を出して葉っぱが出てお花が咲いてタネが落ちて、を
繰り返しているのです。
お肉やお魚は命をいただいている感覚があるのに
お野菜ってないですよね。
でもこうやって生きている。
お米はタネだし
お豆は浸水しておくと発芽します。
あ、豆苗を増やしながら食べてるのはよく聞くけどそういうことです。
ジャガイモから芽が出てない?
ニンジンからちょっと葉っぱが出てきてない?
日々の生活の中でちょっと意識して
身の周りの息づかいを感じてみてくださいね。
海に誘われて。2021.4.19
逗子マリーナの中に昨年オープンした
MALIBU HOTEL。
全てスイートルームというこのホテルのレストランに行ってきました。
風が強くて外のテラス席は断念しましたが
西海岸を思われる開放的なお店でそこにいるだけで気持ちが良かった。
窓の外にヨットや海の白波を見ながらいただけるランチは
何て心地よいんでしょう。
食後のコーヒーはオーガニック。
多分スローコーヒー、だと思います。
目一杯女子トークを楽しんだ後は
葉山のラ・マーレ茶屋。
海に突き出るように立つこのレストランは
かつて何度も通った思い出のレストランです。
女子5人でのおしゃべりが1秒も止まらない海ドライブでしたが
潮風を感じ、海を思い切り呼吸した至福の時間。
友産友消2021.4.1
地産地消と言う言葉がありますが
わたしが大切にしているのは友産友消。
自然栽培に出会い
自然栽培を学び、触れるようになってから
自然にこうなっていました。
お野菜は基本おともだちの農家さんから買い
調味料や他の食材はおともだちの自然食品店から。
コーヒーはスローコーヒーで
卵はクチーナサルヴェのプラチナたまご。
オリーブオイルはトマト、ケッパー、アンチョビなどのイタリア食材は
アサクラさんからと殆どの食材はおともだちから購入しています。
私たち消費者にとって応援するとは
買うこと。
先日は
広島瀬戸内からシゲさんの牡蠣を取り寄せて牡蠣会を開催しました。
オリーブオオイルの朝倉玲子さん、
PURE FARMの山下三郎くんにも参加いただき
畜産のおはなし、オリーブオイルの話も聞いて
お一人10個の牡蠣を食べる会。
蒸し牡蠣、マリネ、カキフライ、牡蠣ご飯。
牡蠣三昧を楽しみながらアントニオのワインも開け
友産友消についてもシェアしました。
こんな時だからこそ是非
何を買うかではなく
何故それを買うのか。
考えたいですね。
最善の選択。2021.3.25
optimus/オプティムス.
ラテン語で最善を意味する言葉です。
自然、人、動物、地球に暮らす仲間に優しい選択をし、より良いものを伝えたい
という思いを込めて始めた活動です。
まずは絞りたてのエゴマオイル。
縄文時代から日本で栽培されてきた食歴の長いエゴマ。
一万年もの歳月、連綿と命を繋いできたエゴマの種はころんと小さくて、
大きなエネルギーを秘めています。
種は植物の命。
できるだけそのままを食べてもらいたい、と
エゴマの種をギュッと絞った搾りたてのエゴマオイルを絞った翌日に
発送することを始めました。
エゴマオイルは酸化しやすく加熱には向かないので
クール便でお届けします。
ほとんどのエゴマオイルが外国産なので
秩父で無農薬で作られたエゴマは貴重です。
そして何より美味しいんです。
今までのエゴマオイルのイメージを払拭するくらい美味しいエゴマオイルを
是非お試しくださいね。
お茶席にて初釜2021.1.18
お茶を習い始めたのは着物を日常的に着る生活に憧れたから。
そして先生が四半世紀以上前からの親友ということもあり
3年ほど前から一門に入りました。
お茶は見てからだで覚えるもの。
なので撮影や動画はもちろんご法度でただただ先輩たちの動作を
見よう見真似で必死です。
先生が3代続くお茶の家なのでお道具もお軸もたくさんあり
目の保養になります。
お値段を聞くのは野暮だけど江戸時代のや家元から頂いたもの、は
プライスレス。
日本人としてのDNAを揺さぶられる時間でもあるのです。
静寂の中で畳を歩くすり足の音や湯釜からお湯を注ぐ音、
そして茶筅でお茶を立てる音に客人が啜る音まで
意識が飛んでしまう瞑想状態。
今年こそ、ちゃんと通って恥ずかしくない所作でお茶をいただけるように
なろう、と決意したのであります。
ゆく年くる年2020.12.31
大晦日。
淡路島の大好きな農家さんから自然栽培のお野菜が届きました。
いつもそうなのだけど
段ボールを開けると目に飛び込んでくるのは葉物たち。
一瞬で畑にワープしちゃうくらい美しく収まったお野菜たちに
時間を忘れて見惚れてしまいます。
生命を感じるのです。
あ、左上の茶色いのは何かわかります?
これ、ごぼうの根っこです。
自然界ってすごいですね。
ステイホームで年末年始はお家で過ごす方が多いと思います。
今頃年越しそばを食べたり
おせち料理の準備をしている頃でしょうか。
さあ、カウントダウンが始まりました。
ゆく年に感謝をしてくる年は笑顔で迎えましょう!
2021年のkatie styleもよろしくお願いいたします。
スローフード2020.11.23
この週末にスローフードジャパンが開催する
WE FEED THE PLANET に参加してきました。
4年前にイタリアのトリノでスローフードのテッラマードレという
イベントに参加して以来のお仲間たちとの再会です。
物販でも展示でもなく学びの場として
何を食べたらいいのか、
お肉について、お魚について、
そしてお酒について
それぞれの生産者が90分から120分のトークセッションを行いました。
ブースのお手伝いで行ったので
席に座ってちゃんと話を聞くことはできなかったけど
まずは知ること。
そして自分が何を選択するか
ちゃんと、ちゃんと考えなければと
改めて思ったし、伝えていきたいと思いました。
今日、あなたは何を食べましたか。
お鍋を磨き包丁を研ぐ。2020.10.23
おいしいごはんは
お鍋と包丁が大切な相棒。
ちょっと汚れが気になるな、って思ったら
磨くことにしています。
それでも汚れが取れない時は
重曹をたっぷり入れた一番大きなお鍋でコトコト煮ちゃう。
もちろん、すっぽり入るお鍋なんてないから汚れているところを
角度を変えながらね。
そして包丁も砥石を出して研ぐのだけどずっと自己流だったので
先日正しい包丁の研ぎ方を教えてもらいました。
なるほど〜
とってもよくわかる研ぎ方、初級編。
こんなによく包丁を見つめたことがあるか、というくらい
隅々まで眺めて観察。
1時間後には切れ味抜群の包丁に生まれ変わって
気持ちいいのなんのって。
いや、気持ちいいというより、可愛くて愛しく思えてしまったのです。
道具を好きになるって
お料理の醍醐味の一つですね。
無性に千切りしたくなったので
今夜はゴボウのキンピラと白髪葱を使う何かを作ろう。
はあ、楽しい〜!